【HACCP(ハサップ)って何?】
「HACCP(ハサップ)って何ですか???」
お客様から聞かれることが多い質問のひとつです。
情報に敏感なやり手経営者の方で、すでにご存じの方もいらっしゃいますが、
意外とその内容を知らない方も多くいらっしゃいます。
法律で導入が義務付けられたのに、このまま知らない…ではまずいですよね。
というわけで、今回はHACCP(ハサップ)とは一体何なのか?
なるべくわかりやすくお話しさせていただきます。
【HACCP(ハサップ)とは、食品衛生管理の方法です】
事業者自らが、
原料の入荷から製造、加工、製品の出荷に至るまでの一連の工程において、
食中毒などの健康被害を引き起こす可能性のある危害要因を把握し、
特に重要な工程は管理基準を設定し管理することにより、
製品の安全性を確保する衛生管理の方法をいいます。
わかりやすくまとめてみましたが、まだまだ漢字多い…
というわけでもっとかんたんに話をまとめてみると
原材料(食材)や、製品(メニュー)を取り扱う上で、
どんな危険性が起こりうるのかあらかじめ分析して、その危険性が起こらないようにする。
そのために、特に大事なポイントには基準を設定したり、
記録をとったりして、衛生管理していく方法のことです。
ちなみにこのHACCPは、
1960年代に宇宙食の安全確保のために作られた方法で、現在では世界中の様々な食品製造の現場で採用されている、
いわば国際的にも認められている食品衛生管理の方法なのです。
【HACCP導入はすべての飲食店・食品事業者の法的義務です】
そして日本でも、改正食品衛生法が施行され
HACCP導入はすべての飲食店・食品事業者の法的義務となりました。
導入を怠ると、最悪の場合
3年以下の懲役、又は300万円以下の罰金
営業禁止(停止)になる恐れもあります。
対象は
飲食店、食品の製造、加工、調理、販売等を行う、全事業者が対象です。
事業規模も大小関わらず対象になりますので、
食品を取り扱う事業者様は必ず、導入の必要があります。